サイクル向け火力特化メガライボルト調整案
この調整は以前twitterで公開したものなのですが、きちんと文章で残しておくために本ブログの実質一番目の記事として紹介させていただきます。
最初に少しこの調整をするに至った経緯のようなものをお話します。
私が本格的にレート対戦に着手し始めたのが去年の真皇杯に参加を決めてからでしたので、ちょうど一年ほど前のことになります。
で、以前より構想にあったライボギャラ(ライボルト+ギャラドス)構築でライボルトを使うにあたり、一つ問題がありました。
それは、私がXY初期に話題になったライボギャラ構築のライボルトの調整に疑問符を持っていたことです。
XY初期はポケムーバー解禁前でメガライボルトの攻撃範囲(電気+炎+めざ氷)が環境に刺さっているという評価を得ていました。今現在でもこの攻撃範囲の広さは有効に働くケースも多いと思います。
そのときのメガライボルトの調整が、いかく込み無補正252振り(ほぼ陽気想定)ガブリアスの地震耐えというものでした。今現在でもメガライボルトといえば多くの方がこの振り方を意識されることでしょう。
この調整のどこを私が気に入らなかったのかという点をいくらか以下に挙げます。
1 耐久調整が崩れやすい(崩れやすくなった)
ガブリアス対面を意識した調整となっているが、意地っ張り、鉢巻だと耐えないのはもちろん、岩石封じガブリアスの増加も痛い(おそらく増加の要因としてはこの調整のメガライボルトによるところも大きい)
2 火力が低い
性格おくびょうでHBに振って上記の耐久を得たのち、Sにほぼ全振り、残りをCという努力値振りをしているため、特にめざ氷の火力が低い
このような理由より、私はライボルトに別の調整をしようと考えていました。
さて、メガライボルトといえばスカーフさえなければほとんどのポケモンの上をとれるすばやさが注目されがちではありますが、種族値でいえば特攻も同じ135という高い値をもっています。
また、メガライボルトが評価されるポイントとしては、メガ進化前のすばやさでも(メガ)ガルーラ、ガブリアスといった激戦区の上を取っている点もありますが、今回はそれを逆手にとります。
というわけで今回ご紹介するのはひかえめC252振りという火力特化のメガライボルトです。
火力特化にすることにより、めざ氷の火力が上がることが大きなポイントです。
しかし、性格をひかえめにすることで、(特にメガシンカ前の)すばやさが落ちるというデメリットがあります。
そこを踏まえたうえでまず努力値振りと技構成をごらんください
44-0-0-252-0-212
技構成
オーバーヒート (or かえんほうしゃ)
めざめるパワー氷 (個体値は 31-偶数-30-31-31-31)
まもる
まず、先述のおくびょうライボルトの多くは2つの電気技を両立させているケースが多く見られますが、性格をひかえめにしたことでまもるを搭載して安全にメガシンカさせる必要が出てきます。
そのため、炎技だけでなく電気技もPTの他のポケモンと相談しての選択となります。
しかし、ねこだましの回避、相手の技を見る、ついでに膝折りなど、メガシンカ後に有効に働いた場面も少なくありませんでした。
また、努力値振りですが、実はこのポケモンの耐久振りはメガボーマンダ意識で、いかく込みで物理全てと、特殊も特化りゅうせいぐん以外なら耐えるようになっています。
そして、C特化のおかげでめざ氷で無振りメガボーマンダは確定1発(無振りガブリアスは乱数、ステロ込みなら確定)であるほか、火力を上げてあることがサイクルを展開していく上で有効に働くケースがあり、ステロをまいておけばさらに相手の負担も大きくなります。
で、このラインまでHに振るとすばやさはメガシンカ前で最速FCロトムの、メガシンカ後で最速ジャローダの上をちょうど取れるようになっています。
とはいえ、このライボルトを使い始めて1年の間にHDをはじめとした耐久振りのボーマンダが増えてきたこともありこのボーマンダ意識の調整が生きる場面は少なくなったように思います。
というわけで、すばやさを上げた別案を添えてこの記事を締めくくらせていただきます。
0-0-0-252-28-228
Hに振らないことで若干物理耐久を落とした代わりに、ダウンロード対策を兼ねて同じだけの特殊耐久をDに振って確保し、すばやさを115族抜きまで上げたものになります。
ちなみにすばやさをもう1上げると、メガシンカ前で最速ドリュウズを抜けるようになりますが、特殊耐久も元の調整より落ちます(具体的には最高乱数で落とされる)。
また、どうあがいても120族は抜けないのですばやさ無補正ライボルトを使用する際はご注意ください。
P.S. 次回は、このライボルトを使った構築の記事・・・になるといいなあ(遠い目)
*画像はSerebii.netより