オフレポのようななにか:第15回びぶおふ(2017.3.11)
今までは構築バレを警戒したり、単純に忙しかったりで個別のオフの話とかは全くしてこなかったのでこういった記事を書くのは本ブログでは初めてとなります。そのため、見づらい点等あると思いますが、その場合には次回以降に活かすためにコメント欄で指摘していただくと助かります。
というわけで今回は毎度おなじみ(というかシングル対戦中心のオフはここしか行ったことない)びぶおふに参加しました。いろいろ抱えていたためPTを用意することができず、2016.01.11のブログ記事のPTほぼまんまです。以下、変更点を簡単に述べます。
もちもの こだわりメガネ → こだわりスカーフ
努力値 とくぼう 4 → HP 4 (努力値振りミス、オフ後に修正)
技構成 はたきおとす → どろぼう
フェイント → でんこうせっか
一応、気持ち第七世代対応ということでライボルトはスカーフひらいしんという形をとってみた。ハッサムの変更はファイアローの弱体化と固定持ち物の増加を受けたものとなっている。
さて、以下が予選カガリブロック全八戦の対戦結果(時系列順)となります。一応対戦相手の型バレの防止のため簡単にしか説明しておりません。
kzkさん ×
起点化に失敗し、そのまま押し切られて負け。後で計算して分かったことではあるが、全部最低乱数引かないと起点化は無理なパターンだった。なお、欲張らずにPPを枯らしにいけば高確率で成功していた模様(積める回数は少ないが)。いきなり準備不足が露呈したが、一つ勉強になった。
くろこさん ×
あの・・・それはどうしようもないのでは?という感じの負け。状況的にはなるべくしてなったというべきか。
きーさん 〇
起点化には失敗したが、もちものを断定し後続で勝ちをもぎ取った。なお、この試合でライボルトの努力値配分のミスに気づく。
ゆゆさん 〇
お相手の先発を起点化することに成功。そのまま押し切って勝ち。
ズンさん 〇
プレミもあったが、結果的には危なげなく勝ちきれた。
クミンさん ×
読み違い考え違いが重なり、全くいいところなく負け。
りおうさん ×
選出が悪く、ワンサイドゲームにて負け。メガライボルトが実装されていればということを強く感じた。
ともちゃんさん 〇
積んで押し切って勝ち。
結果としては4-4で予選落ちでした。全敗界隈の仲間入りもあるかとも思っていましたが、ふたを開けてみればわりと戦えていたというのが印象。ただ、それだけにもっと詰めていればという後悔も大きい内容でした。
とはいえ第七世代における今回の構築の欠陥はいくらかあらわになったといえましょう。一例としては選出率を見ていただくとわかりやすいかと思います。
ライボルト 8/8(勝ち数4)
ギャラドス 5/8(勝ち数2)
ガブリアス 1/8(勝ち数0)
ゴチルゼル 7/8(勝ち数4)
バシャーモ 2/8(勝ち数1)
ハッサム 1/8(勝ち数1)
以上のようにとくにこだわったわけでもないのに大きく選出が偏ってしまいました。これは第七世代におけるこの構築の勝ち筋がゴチルゼルとギャラドスに依存しやすいということを如実に示しているといえるのではないかと思います。特に今回直接勝ちに関与していないガブリアスとバシャーモ(勝ち試合では出番なし)については役割からして今一度考え直す必要がありそうですね。選出圧力となっていた可能性は否定できませんが、フェアリー環境となった今、最適解は少なくとも今回採用しているようなメテオガブではないとは思います。
また、今回カプ系統の火力を対戦を通して認識することとなりました。恐らくDに大きく割けば大抵のカプは(ブルルは除く)このPTのギミックでゴチルゼルの起点にできるのではないかと思います。しかし、必中であるZ技の存在を考えるとB振りのメリットも未だ大きいと感じています。これは私の構築に限らずゴチルゼルというポケモンを使う上で、今後の考察の大きなテーマとなりそうです。
私自身の対戦については以上です。あとはオフであったことをいくつか。
・ジャロゴーリ四天王(一名欠席)なお、使用構築は結果記事参照
・スマブラオフ主催ラグネルさん → アイク使いかな?(ラグネルは原作における専用武器) → 違うらしい(ともちゃんさん情報)
・動画職人kzkさんとの会話は学ぶことが多い(一年ぶり2度目)
・昼ご飯のあさりうどん(〇亀製麺)が思ったよりしっかり作ってあっておいしかった
・私の引っ越し先は近くに住んでる人皆口をそろえて「何もない」という
・参加者のヘイトを一身に集めるオニゴーリ
・・・・まさか し ん の う は い ?
・片付け前に去ることとなって申し訳ない
・次の日に主催の一団と鉢合わせ
というわけで(?)楽しいオフでした。まだまだ忙しいことに変わりはなさそうですが、次回開催に備えていろいろ頑張りたいです。
最後に主催のトルンさん、スタッフの皆様、対戦相手の皆様、そのほか参加者の皆様にお礼申し上げます。
P.S. なによりライボルトナイトがないのが致命的なんです。本当に、本当にお願いします。真皇杯までにはなんとか・・・
第七世代のライボルト
リアル多忙につきポケモンをろくに触れてない中、ついにバンク解禁が目の前に。という事情から簡単にライボルトというポケモンの現状についてお話したいと思います。
ライボルトはアローラ地方にいません。つまり第七世代で通信対戦に使用できるのはバンク解禁後、レーティングバトルシーズン2からとなります。
まず、第七世代におけるプラス要素として、最も大きいのがメガシンカの仕様変更でしょう。135族のすばやさを初動から存分に活かした立ち回りが期待されます。また、各種フィールドとの相性も良さそうではあります。さらにカプ・コケコらの台頭により、電気耐性の価値が上がっているという点も追い風となりそうです。
しかし、Zクリスタルの追加によりすりかえという選択肢が難しくなった点、他のメガシンカポケモンの初動も早くなった点を踏まえるとメガシンカしないライボルトが厳しくなったことは想像に難くないでしょう。
そして以上の事情を踏まえたうえで、これが一番の逆風と断言します。それは第七世代にはライボルトナイトが未実装であるということです。なんとメガシンカが事実上の没収状態になってしまっているのです。ぜひともバンク解禁と同時に実装してほしいところです。
P.S. というわけで増田さん!よろしくお願いします!
ライボルト+ゴチルゼル(2016.1~2016.10)
第六世代のオフ日程をすべて消化したので、今回は予定を変えて第二回真皇杯から第六世代終了まで使用していた構築の話をします。
さて、前回紹介した構築での問題点がこちら。2015~2016の年末年始の話です。
1 メガライボルトの引き先が難しい
対メガガルーラでは、ねこだましをまもるでかわした後ギャラドスを出していたが、ひみつのちから持ちが増えてゴツメを触ってくれなくなった。かといってねこだまし読みで即ギャラドスに引くと、グロウパンチからランク+1で技が飛んできて崩壊まっしぐらである。かといってハッサムはメガシンカなしでは耐久が心もとない。
あと対マンムーとか対カバルドンとか対ラグラージとかボルトチェンジで帰れない不利対面が増えてきて単純につらい。しかもやつらステロ撒くしほえるし、挙句の果てに後ろ二体はあくびするのでサイクル展開において大きくアドバンテージを取られる。
2 結局耐久型相手がつらい
表選出(ライボルト中心)ではクレセリア、ポリゴン2のような再生技持ちがやはりつらく、毒を入れてもこちらが先に息切れすることも多い。また、対面で耐久無振りメガボーマンダを落とせる火力を用意したのに、ボーマンダにも耐久に振った型が増えてきて上からはねやすめされると回復が間に合ってしまうケースが多くなった。
裏選出(ハッサム中心)では対処法が限られるスイクンが特につらかった。ねっとうめいそうねむる@1みたいな型で簡単に負ける。しかもライボギャラの並びが多少の選出抑制になっているとはいえ、ファイアローに弱いのは見た目通りで、処理しようとすると手順がいる。手順を踏んでもH252以上に耐久に振ってあったり、はねやすめをタイミングよく挟まれると落とせないあたり、相当厳しい。
主にこういった要因により、真皇杯前に構築をコンセプトから変えることにしました。
そこで、もともと第五世代時代に考えていたギャラドスなどのポケモンとライボルトの組み合わせをここにきて持ち出すことにしました。第六世代初期の活躍によりライボギャラという並びが一般に知られているので、全く異なる戦術をとるこの構築にはプラス要素がそこそこ多いと踏みました。
ところで、このブログをご覧になっている皆様はかつて第五世代時代にライボルトとダグトリオの組み合わせが一部で話題になったことをご存知でしょうか?今回の構築はそれが発端となっています。
というわけでもともと第五世代でライボルトと組み合わせるポケモンとして考えていたのが、ダグトリオやギャラドス、パルシェンでした。で、ここにあとからゴチルゼルが加わりました。
ここで、どういう形を目指しているのかわからないという方もいらっしゃるかと思いますので、まずは話を進めるためにもこの構築で使用したライボルトを紹介します。
もちもの
こだわりメガネ
とくせい
せいかく
おくびょう
0-0-0-252-4-252
技構成
めざめるパワー氷(個体値は31-偶数-30-31-31-31)
すりかえ
見ての通りの眼鏡すりかえ型。メガライボルトは第五世代にはいなかったので、当時のライボルトとしてメジャーであった(と思われる)こだわりすりかえ型になるのはある意味必定となる。電気単タイプの弱点は地面のみであるというのがライボルトでこれをやる大きな意味となる。今回は攻撃技を撃つと固定されてしまうので連打の効くかえんほうしゃを炎技に採用した。なお、スカーフガブリアスの判定をするためには最速をとらずにスカーフを持たせるという選択肢も存在するが、すりかえ前の火力とすりかえ後のすばやさを重要視した。
起点を作るという点において、ライボルトには大きく三つ選択肢が存在すると私は考えています。以下、簡単に解説します。
1 メガライボルトで補助的に立ち回る。
物理アタッカーにはいかくで、特殊アタッカーにはバークアウトで能力を下げ、でんじはや不利対面に効きやすいどくどくをまくこともできる。また、一応ひかりのかべも張ることができるがこれはダブル向けか。
2 ライボルトで補助的に立ち回る。
基本的にはメガライボルトの時と同じ。いかくがなくなった上、全体的に能力が、特にすばやさが落ちるため、基本的にはメガストーンを他のポケモンに使いたい場合の妥協策。こうなると炎技を持たない限り劣化ライコウになる。
3 こだわりすりかえ
こだわりスカーフやこだわりメガネの効果により、すりかえを使った相手の技を縛ることができる。場合によってはアンコール状態が無限に続くといえば、はまったときの強力さが馴染みのない方にも伝わりやすいか。メガストーン持ちと、ついでにねんちゃくに無効なのは注意したい。
補助合戦では内容に劣り、不利対面ではそれなりの仕事しかできない補助的な立ち回りをする場合と比べ、今回採用したこだわりすりかえ型の強みは、補助型ポケモンの機能停止を狙えることと、ライボルトの不利対面に対して強力な勝ち筋を裏で用意できるという点です。これこそがこの構築における最大の狙いです。
その強力な勝ち筋こそがこのポケモンです。
もちもの
ふうせん
とくせい
かげふみ
せいかく
ずぶとい
252-0-252-0-4-0
技構成
めいそう
ねむる
種族値という面でみれば恵まれているとは決して言えないが、強力なとくせいであるかげふみによって対面した相手に引くことを許さず積む通称「ゴチルキャッチ」という勝ち筋を持つ。もちものは地面技を無効化するふうせんで、見せあい時点ではわからない隠れた地面への耐性を得ることになる。捕捉すると、カゴのみを持たせて一度だけねむり状態からすぐ行動できるようにすると自身の積み技による展開性能が上がるため、一般的にはこちらを持たせた型のほうが多い。ゴチルゼルにはちょうはつもしくは自身でのこだわりトリックから展開する型が存在するが、積み技や回復技を切らねばならず、全抜き性能の高さという点において劣る場合が多い。起点作成後か有利対面を作って繰り出すので、こいつが出た瞬間勝負が決まることも少なくない。
今回は物理耐久に特化してあるが、物理方面と特殊方面の仮想敵を明確にすることでまだまだ調整の余地を感じる。例えば、特殊方面のみに特化してキャッチする相手を選べば多くの特殊アタッカーを起点にすることができるだろう。
というわけでライボルトのすりかえでこだわりメガネを持せた相手をゴチルゼルで捕まえてめいそうとかげぶんしんを積むことがこの組み合わせの目的です。すりかえでこだわった相手がライボルトに弱点である地面技を撃つと、まんまと倒れた後に出てくるゴチルゼルの起点になるわけです。また、補助技や火力の足りない技でこだわった場合も同様に餌食となります。つまり、ライボルトの不利対面を後続の起点にして、そのまま全抜きして勝とうというのがこの構築のコンセプトとなります。
イメージ画像
また、能力下げでなくこだわりすりかえにすることで、ほえるやボルトチェンジといった技を途中で撃たれることなく、意図してつくりあげたそのままの対面で少なくとも相手のPPが切れてわるあがきで自滅するまでは、回復をはさみながら能力を上げることができます。
残り4体は以下の通りです。
もちもの
ギャラドスナイト
とくせい
いかく → かたやぶり
せいかく
ようき
4-252-0-0-0-252
技構成
じしん
ライボギャラの並びを見せることでメガライボルトによるサイクル展開を偽装するのみでなく、起点構築からのエースとして活躍できるりゅうのまいメガギャラドス。せいかくは一回積んでメガゲンガーより早くなるようようきで採用している。かみくだくかじしんのどちらかを氷のキバにすれば草タイプやドラゴンタイプに強くなれるが、技範囲より火力の出る範囲を重視した結果このような構成で使っていた。ボーマンダに止められることもあったので、技構成は考察の余地を感じる。
今回の並びではメガギャラドスがささる場面が多く、こいつを中心とした選出になることも多かった。ゴチルゼルと相性の悪いエスパー、ゴースト、悪、鋼といったタイプに強い点が構築全体としてはまっていた。
もちもの
とくせい
さめはだ
せいかく
むじゃき
0-0-4-252-0-252
技構成
がんせきふうじ
ほえる
サイクル戦にも全抜き体制を整えるためにも有効なステロ枠としての採用。あわよくば起点構築もこなそうというがんせきふうじと、自身が起点になることの回避に重点を置いたほえるを搭載している。初手対面した同族や、ステロを読んだり、ほえるされたりで裏から出てきてこちらを起点にしようとするボーマンダを狩るためのりゅうせいぐんをメインウェポンとしたいわゆるメテオガブ。やけども怖くない。
こいつのりゅうせいぐんに多くのボーマンダが餌食となった。某アグノム厨の方に古代兵器と揶揄されたが、いまだ有用性は高い。ただし、外すリスクが常に付きまとうのはご愛敬。
もちもの
ハッサムナイト
とくせい
テクニシャン
せいかく
いじっぱり
236-252-4-0-4-12
技構成
はたきおとす
フェイント
前回の記事と同じ個体。だいもんじやほのおのパンチを持っていないガルーラに強く出れるのがいいところ。先制技による圧力はやはり強い。
もちもの
いのちのたま
とくせい
かそく
せいかく
うっかりや
0-52-0-236-0-220
技構成
ばかぢから
めざめるパワー氷(個体値は30-31-30-31-31-31)
まもる
前回の記事と同じ個体。ガルーラに強いのはもちろんのこと、鋼タイプに強い点も好相性。
レートではシーズン開始から一位の人のレートが2000行くか行かないかという頃に1800まで乗りましたが、そこから負けが込んで一時は原点を割るといったこともありました。あと、レートではTODが存在するので、この構築ではやりづらいです。
なのでTOD禁止のオフが主戦場となりますが、こちらでも予選抜け次点からの抽選落ちが一回あっただけでそれも含めて全て予選落ちなので結果を残せたわけでもないです。
正直、ギャラドス以外の3体は未だ詰め切れていない部分であると感じています。こういった部分に対する回答を自分なりに用意できていればもう少しオフでいい成績を残せたのではと思います。
ただ、オフで相手の「やられた」という表情を見るのはとても楽しいですね。これがこの構築の一番の醍醐味だと思います。
P.S. では、第七世代でお会いしましょう
*ポケモンの画像はSerebii.netより
ライボルト+ギャラドス(2015.2~2015.12, S11 最高レート 1949 最終レート 1875)
就活終えましてようやく落ち着いたので八か月ぶりに更新します。
その間ちょくちょくオフとかにも出てはいたのですが、更新の機会を失っておりました。
使用時期(一年ほど前)の都合上、環境の違いという点に注意していただきながらご覧ください。
さてさて、今回は前回(とはいえ八か月前ですが)紹介したサイクル向けのライボルトを用いた構築となっております。
これです
で、この構築で使ったのがこちら
もちもの
ライボルトナイト
とくせい
ひらいしん → いかく
せいかく
ひかえめ
44-0-0-252-0-212
技構成
オーバーヒート
めざめるパワー氷(個体値は31-偶数-30-31-31-31)
まもる
Sを下げた分、後攻前提の行動をしている相手に後攻ボルトチェンジを入れたり、まもる+メガシンカで電気無効やねこだまし持ち相手に無傷でいかくを入れたりといった特有の立ち回りをできた。ただし、第一回真皇杯後は増えだした耐久振りの存在もあり、対メガボーマンダ性能が火力面で怪しくなって選出率はあからさまに落ちた。特に毒羽やHD全盛期はつらかった。
とくせいがひらいしんなのはギャラドスに先発させたいケースを想定しているのと、耐久にはほとんど振っていないので、せいでんきの発動も狙いづらいと考えたため。また、ボルトチェンジは帰れるメリットが帰らざるを得ないデメリットより大きいと感じたため、オーバーヒートは打点の高さとボルトチェンジとの相性の良さから採用。
他のポケモンは以下の通り。まずはそのうち4体。
もちもの
とくせい
いかく
せいかく
わんぱく
244-0-252-0-0-12
技構成
こおりのキバ
どくどく
(じしん→)ほえる
よくある準速マリルリ抜きのゴツメギャラ。有利対面でもライボルトはボルトチェンジを撃つと帰らざるを得ないので、積みの起点にされないようにほえるに変更した。こおりのキバの方がじしんよりも打ちたい相手が多かったのでそっちを変更した。どくどくとほえるは相性が悪そうだが、選択肢の広さに助けられる場面も多かった。どくどく+他のポケモンのまもるの相性がいいのは言わずもがな、他のポケモンのステロ+ほえるという展開もできるのでライボルトを伴わない選出もちょくちょくあった。
攻撃技はどうせ交代で出てくる相手に全然入らないのなら、とびはねるやダイビングでライボギャラの苦手な耐久ポケ相手に毒ダメ稼げるようにしようかとも思ったが、さすがに思いとどまった。
もちもの
こだわりスカーフ
とくせい
ふゆう
せいかく
おくびょう
4-0-0-252-0-252
技構成
トリック
いやしのねがい
ライボギャラの並びで苦手な耐久ポケモンに対して、有効な手段としてスカーフトリックを用意した。耐久無振り(加えて、Bを妥協している)でも特殊耐久はそれなり(HDの妥協はしていない)なのでいかくでみることができない特殊アタッカーに対しても繰り出せる。また、相手に対して重いポケモンをストッパーを処理した後に再び通すためのいやしのねがいを搭載。スカーフで上から撃てる点やトリックで縛った相手の前でタイミングを計って撃てる点ははまっていたように思う。ライボルトのSを下げた分、120族以上を上からたたく役割を担うことも多かった。
もちもの
ハッサムナイト
とくせい
テクニシャン
せいかく
いじっぱり
236-252-4-0-4-12
技構成
はたきおとす
フェイント
ライボギャラの並びで苦手な耐久ポケモンに対して、対面から積んでいく立ち回りを目指した裏選出の要。フェイントはステロ+つるぎのまいでBに振らないファイアローを先制で落とすために採用。普通ははしたは全部Sに振るケースが多いが、耐久方面に4ずつ振って能力値合計を最大にしたような形にした。そのため、基本メガハッサム対面は素早さ負けしてると思って動く。とはいえ、ほぼメガハッサムミラーのためだけに汎用性の高いはたきおとすに代えてどろぼうを採用しようとは思わない。
メガライボルトより選出が多かった気がする。メガライボルトのいかくを起点に積んだこともあるので、同時選出も選択肢としてはあり得る。
もちもの
いのちのたま
とくせい
かそく
せいかく
うっかりや
0-52-0-236-0-220
技構成
ばかぢから
めざめるパワー氷(個体値は30-31-30-31-31-31)
まもる
一番最後に採用が決まったポケモンで、理想個体を引いたのは真皇杯二日前という育成デスマーチの元凶。連打できる炎技が欲しかったのでだいもんじを採用。ギルガルドを確定一発で持っていけるラインまでCを、かそく一回で最速ゲッコウガを抜けるラインまでSを確保し、残りをAにあてた、うっかりや珠バシャのテンプレのひとつともいえる努力値配分。
ひざ外しがないのでゴーストタイプへの交代を比較的気にせずに格闘技を撃てる点が強みだが、炎技でみるとオーバーヒートよりだいもんじのほうが命中率は低い。また、めざめるパワー氷の火力がメガライボルトより高く、一回かそくを発動させればそれだけで上から撃てる。どういうこっちゃ。
最後の一体はいわゆるステロ枠なのだが、使用ポケモンが変わったので一番最後に変遷の過程とともに紹介します。
マンムー(~2015.5頃)
もちもの
とくせい
せいかく
ようき
0-252-0-0-0-252
技構成
じしん
構築完成時に採用していたのがこのマンムーだった。カイリュー意識でのつららばり採用。格闘、草、水、鋼という弱点からの引き先もちゃんとある点では相性が良かった。問題は岩技を持っていなかったので先発ファイアローが後続含めて厳しいという点。
ボスゴドラ(~2015.7頃)
もちもの
とくせい
せいかく
ゆうかん
252-252-0-0-4-0
技構成
メタルバースト
ほえる
見せあい時点での分かりやすいファイアロー対策とメガシンカの攪乱のためにボスゴドラを採用。ステロ+ほえるでかきまわしながら隙あらば無反動もろはのずつきとたすきメタバで相手のポケモンをもっていこうとする凶悪な動きをする・・・はずだったが、いかんせん行動回数の確保が難しい。かたやぶり相手にたすきメタバ決めるのは快感ではある。
ちなみに調整カバルドンの下を取ろうと最遅ギルガルドより実数値を2低くしてありますが、アタッカーの少ないカバルドンの下を取る意味は薄かったように思う。
ボスゴドラ(~2015.12)
もちもの
イバンのみ
とくせい
がんじょう
せいかく
ゆうかん
252-252-0-0-4-0
技構成
メタルバースト
がむしゃら
結局行動回数確保のためのがんじょうイバンボスゴドラのほうが使いやすいという結論に至ったので、この構築の間はこのボスゴドラを入れた6体に落ち着きました。ちなみにSラインは上の個体と同じ。
そんな6体でレートに潜って一番結果を残せたシーズン11では、最高レート1949、最終レート1875という結果になりました。特定のポケモンの突破方法に乏しいのがこの構築で厳しい点だったように思います。とくにゴツメギャラで相手しづらいひみつのちからメガガルーラの増加とともにやりづらくなっていったという側面はあると思います(もちろん増えたのはそれだけではないが)。
びぶオフを中心にオフ会にもいろいろ参加しましたがどれもすべて予選落ちなのであまり結果を残せていません。
誰がメガシンカするかわからないという感想は多くの対戦相手よりいただきましたが、メガシンカできるポケモン6体にこだわった意味は薄かったように感じます。
とりあえず同じコンセプトで今構築を組むならボスゴドラは採用しないと思います。
P.S. 次回は、ライボルトの可能性をアタッカー役、サポーター役それぞれについて6世代を振り返りつつ考察できればと考えています。
*ポケモンの画像はSerebii.netより
サイクル向け火力特化メガライボルト調整案
この調整は以前twitterで公開したものなのですが、きちんと文章で残しておくために本ブログの実質一番目の記事として紹介させていただきます。
最初に少しこの調整をするに至った経緯のようなものをお話します。
私が本格的にレート対戦に着手し始めたのが去年の真皇杯に参加を決めてからでしたので、ちょうど一年ほど前のことになります。
で、以前より構想にあったライボギャラ(ライボルト+ギャラドス)構築でライボルトを使うにあたり、一つ問題がありました。
それは、私がXY初期に話題になったライボギャラ構築のライボルトの調整に疑問符を持っていたことです。
XY初期はポケムーバー解禁前でメガライボルトの攻撃範囲(電気+炎+めざ氷)が環境に刺さっているという評価を得ていました。今現在でもこの攻撃範囲の広さは有効に働くケースも多いと思います。
そのときのメガライボルトの調整が、いかく込み無補正252振り(ほぼ陽気想定)ガブリアスの地震耐えというものでした。今現在でもメガライボルトといえば多くの方がこの振り方を意識されることでしょう。
この調整のどこを私が気に入らなかったのかという点をいくらか以下に挙げます。
1 耐久調整が崩れやすい(崩れやすくなった)
ガブリアス対面を意識した調整となっているが、意地っ張り、鉢巻だと耐えないのはもちろん、岩石封じガブリアスの増加も痛い(おそらく増加の要因としてはこの調整のメガライボルトによるところも大きい)
2 火力が低い
性格おくびょうでHBに振って上記の耐久を得たのち、Sにほぼ全振り、残りをCという努力値振りをしているため、特にめざ氷の火力が低い
このような理由より、私はライボルトに別の調整をしようと考えていました。
さて、メガライボルトといえばスカーフさえなければほとんどのポケモンの上をとれるすばやさが注目されがちではありますが、種族値でいえば特攻も同じ135という高い値をもっています。
また、メガライボルトが評価されるポイントとしては、メガ進化前のすばやさでも(メガ)ガルーラ、ガブリアスといった激戦区の上を取っている点もありますが、今回はそれを逆手にとります。
というわけで今回ご紹介するのはひかえめC252振りという火力特化のメガライボルトです。
火力特化にすることにより、めざ氷の火力が上がることが大きなポイントです。
しかし、性格をひかえめにすることで、(特にメガシンカ前の)すばやさが落ちるというデメリットがあります。
そこを踏まえたうえでまず努力値振りと技構成をごらんください
44-0-0-252-0-212
技構成
オーバーヒート (or かえんほうしゃ)
めざめるパワー氷 (個体値は 31-偶数-30-31-31-31)
まもる
まず、先述のおくびょうライボルトの多くは2つの電気技を両立させているケースが多く見られますが、性格をひかえめにしたことでまもるを搭載して安全にメガシンカさせる必要が出てきます。
そのため、炎技だけでなく電気技もPTの他のポケモンと相談しての選択となります。
しかし、ねこだましの回避、相手の技を見る、ついでに膝折りなど、メガシンカ後に有効に働いた場面も少なくありませんでした。
また、努力値振りですが、実はこのポケモンの耐久振りはメガボーマンダ意識で、いかく込みで物理全てと、特殊も特化りゅうせいぐん以外なら耐えるようになっています。
そして、C特化のおかげでめざ氷で無振りメガボーマンダは確定1発(無振りガブリアスは乱数、ステロ込みなら確定)であるほか、火力を上げてあることがサイクルを展開していく上で有効に働くケースがあり、ステロをまいておけばさらに相手の負担も大きくなります。
で、このラインまでHに振るとすばやさはメガシンカ前で最速FCロトムの、メガシンカ後で最速ジャローダの上をちょうど取れるようになっています。
とはいえ、このライボルトを使い始めて1年の間にHDをはじめとした耐久振りのボーマンダが増えてきたこともありこのボーマンダ意識の調整が生きる場面は少なくなったように思います。
というわけで、すばやさを上げた別案を添えてこの記事を締めくくらせていただきます。
0-0-0-252-28-228
Hに振らないことで若干物理耐久を落とした代わりに、ダウンロード対策を兼ねて同じだけの特殊耐久をDに振って確保し、すばやさを115族抜きまで上げたものになります。
ちなみにすばやさをもう1上げると、メガシンカ前で最速ドリュウズを抜けるようになりますが、特殊耐久も元の調整より落ちます(具体的には最高乱数で落とされる)。
また、どうあがいても120族は抜けないのですばやさ無補正ライボルトを使用する際はご注意ください。
P.S. 次回は、このライボルトを使った構築の記事・・・になるといいなあ(遠い目)
*画像はSerebii.netより